スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
.-- -- スポンサー広告 comment(-) trackback(-)

症例別06

今回は腰の続きと肩。


腰痛は(整体を受ける)ほとんどの人が訴える主要症状のひとつ。

■腰痛の症例と原因

・ぎっくり腰
   急性腰痛。腰をひねったり重いものを持ったりしたときに
   急に起きるものが多い。

 1.椎間関節障害…腰椎4番5番から仙骨1番(L4・5からS1)に痛みが出やすい
  個々の椎間関節で起こるもので位置がずれたりひねったりして起こる
  椎間板ヘルニアに似た症状、最初の2、3日は痛みで動けない
  痛みの範囲は臀部・胯部・下腿部・大腿部など、坐骨神経痛のような痛みはない

 2.仙腸関節障害…上後腸骨棘(PSIS)に痛みがでやすい
  仙腸関節がゆるんでずれることでおき、女性に多い
  仙腸関節に負荷がかかったりずれたりすると臀部に痛みが広がる

 3.靭帯損傷…腰部屈曲時の痛みは腰椎4番(L4)腰部伸展時は腰椎5番(L5)のことが多い
       (椎骨と腸骨間の靭帯の問題)
       ぎっくり腰は靭帯損傷が原因となることが多くある
       ※靭帯は血行が悪いため治るのに時間がかかり
        動き始めると炎症を起こして慢性痛の原因にもなる

 4.筋肉障害…筋筋膜性腰痛といわれる障害
       胸椎12番(TH12)から腰椎3番(L3)あたりに痛みが出ることが多い

       ☆急性障害…ストレッチや準備運動なしで運動をはじめたときなどに起こりやすい
             筋肉が損傷すると内出血がおこり痛みがあり、少し腫れることもある
       ☆慢性筋緊張…デスクワークなど長時間おなじ姿勢でじっとしていると
              筋肉は慢性的な緊張状態にある
              同じ作業や動作を続けていると筋肉は疲労してきて関連痛が起こる
              立位で腰部にかかる負荷を100とした場合
              座位(股関節90度屈曲)で140、リクライニング姿勢で170

       ※デスクワーク時の姿勢確認と姿勢改善アドバイスは必須に

 5.脊椎分離症





腰痛症例に共通の注意点として
 腹部、腰部(トリックアクションの有無)、股関節、肩胛骨などに注目
 痛みや硬さ、動きの好くない部分などがみられる
   →まずは下肢を重点的にほぐす。さらに肩胛骨、首、頭部などをゆるめる
     その上でMETなどで調整し筋群に動きを出していく

■腰痛に共通の注意点

 ・腹を押して痛みがある・硬い場合→腹をゆるめるないと治りにくい
 ・伏臥位で膝を曲げると痛みが増す場合
   膝を曲げたときに腰部が横に動く(トリックアクションがある)
     →腓腹筋・ヒラメ筋と腓骨脛骨の骨間膜の癒着や動きの悪さが考えられる
       →ハムストリングス・腓腹筋をよくほぐし動きを出して行く
 ・鎖骨の下に痛みがある場合→肩胛骨の動きが悪くなる可能性がある(指針をあてて痛みをとる)
   鎖骨の動きを出す(胸鎖関節自体の押圧)
   小胸筋の虚血性圧迫、上肢のMET
   頭や首を入念にほぐす(僧帽筋・胸鎖入突筋への働きかけ)

1.腹を押して痛い場合
  腹が痛かったり硬いままだと腰痛は治りにくい

  腹部臓器・腸腰筋などに問題がある可能性がある
   ↓
 *腹部をゆっくりと何度か押圧
 *腰部と腹部に掌を置きしばらくそのままにしておく
   (温熱効果と患者さん自身の体の調整効果による)
 *下肢外側を听打
 *上腕周り・内転筋をほぐす
 *仰臥位で「三陰交」が痛い側の大転子の下に台をおいて3分そのままにしておく(内転筋の調整)
 *恥骨調整
 *仰臥位で足の小指を摘んでいたいようなら小指をよくほぐす
  (かなり痛いので注意する。終了後腹の痛みを確認)

★指針を丁寧に行うと効果大(場合によっては全身ではなく下肢集中施術もOK)





■肩こり

 ★肩コリは初回で結果が出なければ患者さんはリピーターにはなり得ない
   →施術後に必ず患者さん自身に結果を確認させるような問いかけをする
    「施術前を10としたら背術後はどのくらいになったか」
    (変化があったことを印象づける…リピートの動機づけ)

 肩はどこ?の問いに対し、共通認識はない→気になっている部位を患者さんに確認すること


☆五十肩…患者さん本人に動かしてもらうこと。むやみに触らないように!
     (痛みを避けながら動くことは本人にしかできない)
     どんな姿態になろうともけっして笑ったりしてはいけない。


■肩こりを起こす病気

精神的緊張によるもの
 ・自律神経機能低下・更年期
 ・眼精疲労
 ・イライラ、めまい
 ・胸腹部の病気によるもの…肺がん、肺結核、肺気腫
              胸膜炎
              心筋梗塞、狭心症などの虚血性心疾患
              肝臓の病気(右肩)、肺の病気(左肩)
              横隔膜の病気
 ・貧血や動脈硬化
 ・緊張性頭痛(肩こりが原因となって起こる頭痛)
   …締めつけられる感じの痛み
  ☆指針が効果的


■肩こりの考え方

 肩がこる…首と腕の間の部分が
      かたくなったり痛くなったりすること


 首と腕の間の部分にある筋肉(僧帽筋、肩胛挙筋、菱形筋、前鋸筋)などに
 疲労物質がたまって起こる
  →腰痛同様、直接肩をゆるめるのではなく
   首や腕をゆるめてから肩をゆるめるようにする


■肩こりの診方
 ・機能的痛みか、器質的痛みかを判別する
   →腰痛同様「痛みのない姿勢はあるか」を確認する

 ・姿勢分析
   肩峰の位置(高低差の比較)…左右どちらの僧帽筋が緊張しているかがわかる
   肩甲骨(下角)の位置…どの方向に引っ張られているかを確認する
              (菱形筋、肩甲挙筋、大小円筋、前鋸筋)
      内側方向に位置する→肩甲挙筋、菱形筋
      外側方向に位置する→大小円筋、前鋸筋
       背中から下方向に位置する→前鋸筋
       背中から前方向に位置する→小胸筋

■検査法
 患者さんの腕や手にしびれがあるような場合に行う検査法
 これにより問題部位がある程度特定される

・アドソンテスト
・肋鎖テスト
・ライトテスト

■施術法
一般的な肩こりの場合は1回の施術で効果を出さねば次のリピートはない

☆伏臥位
1.基本手技

2.腕周りの筋肉をゆるめる
 とくに三頭筋側を集中的にゆるめる

3.肩甲骨の位置確認
 短縮している場合→大小円筋をゆるめる

4.胸肋関節の動きを出す

5.骨盤調整
 腰方形筋の調整
 PI・ASの調整
 フレアー調整

☆仰臥位
1.基本手技

2.肩甲骨下角が外にでている→前鋸筋をゆるめる(押圧・指針など)

3.肩関節の動きを出して肩甲骨の動きをスムースにする
 上肢帯、肩甲帯のMET
 上肢のパターン運動、エイトをかける(PNF)

4.鎖骨下の指針回数を増やす
 上肢を天井側に引きながら指をあてる
 胸鎖関節を押さえながら上肢を動かす

5.頭にとくに入念に指針をあてる

6.首、首の付け根(肩甲挙筋)をゆるめ、天柱・風池を押圧

7.首のストレッチ


関連記事
.14 2009 症例別 comment0 trackback0

comment

post comment

  • comment
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackback

trackbackURL:http://yuehua1.blog34.fc2.com/tb.php/39-ab5de06d

プロフィール

ゆぇふぁ(月華)

Author:ゆぇふぁ(月華)
10代で過呼吸症候群を発症、自分の体や心と向き合う「からだまなび こころまなび」が始まりました。
当初は病を克服することが治癒だと信じてました。しかし思いのほか病との付き合いが長引くこととなり、しだいに克服への気力も萎えて心身ともに諦め始めた自分に絶望。引きこもり状態を経て再び光りを見出したときには発作は起こさなくなっていました。

長い時間をかけてようやく覚りました。病は健康の一つの姿(状態)にすぎないのではないかと。病が問題なのではなく、病になる自分を認めたがらない気持ちがよけいな苦悩を招くのではないか。そんな気持ちを捨てられたなら、ありのままの自分を受けいれられたなら、もう少し自由になれるのではないかと。その思いはその後、太極拳導引と師に出会ったことで確信へと変わりました。
太極拳導引からは、これまでの学びを日常生活に活かし実践するための「具体的な方法と考え方(養生)」を学んでいます。

養生で求める状態は中和です。和みはさまざまなバランスがととのっている状態(調和)です。自分自身のバランスだけでなく、自分と自分を取り巻く環境(他者)とのバランスも意識して自らをコントロールすることを、少しずつ身につけていくことかと思います。
これまでは自分をととのえることばかりに目を向けていましたが、もう少し視野を広げながら養生と取り組んでみたいと思うようになり、それなら身近で興味もあった整体を学んでみようかと。
そして縁あって『てあて整体スクール』にお世話になることに…

カレンダー

06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

最新コメント

検索フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。